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桜の季節が巡っても~追憶~
第45章 三年目のデート1(再編済)
「近くにはいないけど…電話もメールもいつもくれる。私、毎日凄く楽しみにしてるんだよ」
「…それは、俺の為でもあるから」
一瞬の間を置き、彼の声がした。
「泉夏にメールを送るのも、電話をするのも、今の俺にとって欠かす事の出来ない日常の一部分で。勿論泉夏を想ってしている事だけど、でもそれと同じくらい自分の為でもある。言葉はちょっとあれだけど…泉夏だけの為ではなく、俺自身の喜びの為でもあるって言うか」
秀麗な彼の横顔を窺えば、優しく崩れていた。
「逢いたいのに逢えない…その想いは文字と声に託すしかなくて。どんなに短い返信だって、目にすれば本当に嬉しい。たったひとことの声でも、耳元から媚薬を流し込まれたかのように心がいつも甘く痺れる」
こちらを向いた彼に少し困ったように微笑まれ、泉夏は恥ずかしくて堪らなくなる。
「逢えない淋しさを、せめて文字と声で埋めようとしてるのに。埋まるどころか、増々逢いたくて仕方がなくなる。どんどん切なくなってしまう。逢えないのは百も承知で、逢いたくてどうしようもなくなる」
瞬きすらしないでひたすら見詰められ、泉夏の頬は果てなく火照ってゆく。
「…それは、俺の為でもあるから」
一瞬の間を置き、彼の声がした。
「泉夏にメールを送るのも、電話をするのも、今の俺にとって欠かす事の出来ない日常の一部分で。勿論泉夏を想ってしている事だけど、でもそれと同じくらい自分の為でもある。言葉はちょっとあれだけど…泉夏だけの為ではなく、俺自身の喜びの為でもあるって言うか」
秀麗な彼の横顔を窺えば、優しく崩れていた。
「逢いたいのに逢えない…その想いは文字と声に託すしかなくて。どんなに短い返信だって、目にすれば本当に嬉しい。たったひとことの声でも、耳元から媚薬を流し込まれたかのように心がいつも甘く痺れる」
こちらを向いた彼に少し困ったように微笑まれ、泉夏は恥ずかしくて堪らなくなる。
「逢えない淋しさを、せめて文字と声で埋めようとしてるのに。埋まるどころか、増々逢いたくて仕方がなくなる。どんどん切なくなってしまう。逢えないのは百も承知で、逢いたくてどうしようもなくなる」
瞬きすらしないでひたすら見詰められ、泉夏の頬は果てなく火照ってゆく。

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