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桜の季節が巡っても~追憶~
第45章 三年目のデート1(再編済)
初デートだった。
挽回など出来ないかもしれないけど-でも少しでもいいから、彼女を喜ばせたかった。
『楽しい顔』を、見せて欲しかった。
彼女が開口してくれるのを待てば、予想外の話を振られる。
「図書館に行って…あとはお茶がしたいかな。でもそれでもきっと時間は余るから、後は先生が行きたい場所へ行こう」
「…俺の?」
秀王は驚き、双眸を見開いた。
「そう、先生の。どこがいいか教えて」
思いきり期待を籠めた瞳で見られ、秀王は惑う。
「いや、俺は-」
泉夏の行きたい所が俺の行きたい場所だ-続けようとしたところ、先回りした彼女に見事に遮られる。
「先生の行きたい場所が私も行きたいとこだよ」
悪戯な泉夏の視線に、秀王は躊躇いながら、やがて初めて自らの希望を口にする。
「…こんな事を言えば、また自分の恥を晒すようだけれど」
「恥…?」
彼の言わんとしている事がまるで分からない。
言い淀む彼を泉夏がじっと見詰めれば、困ったような笑みを向けられた。
挽回など出来ないかもしれないけど-でも少しでもいいから、彼女を喜ばせたかった。
『楽しい顔』を、見せて欲しかった。
彼女が開口してくれるのを待てば、予想外の話を振られる。
「図書館に行って…あとはお茶がしたいかな。でもそれでもきっと時間は余るから、後は先生が行きたい場所へ行こう」
「…俺の?」
秀王は驚き、双眸を見開いた。
「そう、先生の。どこがいいか教えて」
思いきり期待を籠めた瞳で見られ、秀王は惑う。
「いや、俺は-」
泉夏の行きたい所が俺の行きたい場所だ-続けようとしたところ、先回りした彼女に見事に遮られる。
「先生の行きたい場所が私も行きたいとこだよ」
悪戯な泉夏の視線に、秀王は躊躇いながら、やがて初めて自らの希望を口にする。
「…こんな事を言えば、また自分の恥を晒すようだけれど」
「恥…?」
彼の言わんとしている事がまるで分からない。
言い淀む彼を泉夏がじっと見詰めれば、困ったような笑みを向けられた。

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