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桜の季節が巡っても~追憶~
第45章 三年目のデート1(再編済)
信じてるから-そう言うけれど。
信用してくれてるのは偽りではないだろうけど。
けど彼は、きっと色々な負い目を感じてる。
だから、言わない。
いや、言えないのではないか。
実は自分に対する信頼よりも、負い目の方が多少なりにも勝《まさ》ってたりしない?
自分が彼を傷付けている側なのに、哀しくなってしまう。
二カ月振り以上にやっと逢えて。
今日はふたりで楽しく過ごすはずだった。
今朝はあんなに心躍っていたのに。
時間ばかりがどんどん過ぎて、そんなつもりは決してないのに、嫌な思いばかりをさせてしまってる。
彼が自分に強く言えないのを知っていて、そんな事を?
まさか。
そんな事絶対、思ってない-。
「…なんの迷いもなく、行って来ていいって思っていたのか。それとも行って欲しくないって思っていたのか。正直に答えていいの?」
俯いてしまった泉夏の耳に、秀王の声が届いた。
泉夏は無言で小さく、頷く-とても怖かったけれど。
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