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桜の季節が巡っても~追憶~
第45章 三年目のデート1(再編済)
「…でも。申し訳ないって気持ちだけで、一緒に行って来ていいって言ったわけじゃない」
「え?」
「多分泉夏は、龍貴に言ってくれるって思ったから。二カ月前、自分と俺を最後の最後で引き合わせてくれた事を。ありがとうって、きっと言ってくれるって。…だから、寧ろ行って来て欲しかった。俺は龍貴に直接会う事も、直接何かを言う事も…少なくとも暫くは難しい。だから俺の分も、言って欲しかった」
そこまで言って、秀王は思い出したように、言葉を足した。
「でもあいつはきっと、お礼なんかいらないって言いそうだけど」
「当たってる…なんで分かるの?」
泉夏が驚けば、秀王は喉を鳴らした。
「分かるよ。あいつは、そういう奴だ」
-本当に、いい奴だ。
目を細めた秀王の横顔に、泉夏の心が温かなもので満たされてゆく。
自分の事を褒められたわけじゃない。
でも凄く、嬉しかった。
「え?」
「多分泉夏は、龍貴に言ってくれるって思ったから。二カ月前、自分と俺を最後の最後で引き合わせてくれた事を。ありがとうって、きっと言ってくれるって。…だから、寧ろ行って来て欲しかった。俺は龍貴に直接会う事も、直接何かを言う事も…少なくとも暫くは難しい。だから俺の分も、言って欲しかった」
そこまで言って、秀王は思い出したように、言葉を足した。
「でもあいつはきっと、お礼なんかいらないって言いそうだけど」
「当たってる…なんで分かるの?」
泉夏が驚けば、秀王は喉を鳴らした。
「分かるよ。あいつは、そういう奴だ」
-本当に、いい奴だ。
目を細めた秀王の横顔に、泉夏の心が温かなもので満たされてゆく。
自分の事を褒められたわけじゃない。
でも凄く、嬉しかった。

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