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桜の季節が巡っても~追憶~
第45章 三年目のデート1(再編済)
店から出てほどなく、路地の脇に立ち止まったままだった。
向かい合った彼の背に、泉夏は両腕を回した。
「泉夏…?」
突如抱き付かれ、秀王は思わず数歩、後ずさる。
なんとか体勢を立て直し、彼女を受け止める。
「どうしたの?」
「…どうもしない」
しかし、そう言ってる顔は、もう真っ赤だった。
人通りの少ない、路地裏だったけれど。
それでも、擦れ違う人達はたまにいるわけで。
『なんだこのふたりは』って、恐らく好奇の目を向けられるだろう。
多分もう二度と会う事もない、擦れ違うだけの人達だから恥ずかしくない-自分に思い込ませてはみるが、完全に羞恥は消せない。
でも、いつまでもこうしていられない。
明後日には、また暫くお別れ。
したいと思った時にしないと、また次まで待たないといけない。
それまで我慢出来ない。
だから我慢しないでする-。
もしかしたら『こんな場所では』って、やんわり身体を離される覚悟だった。
けれど彼が呟いたそれは、真逆のものだった。
向かい合った彼の背に、泉夏は両腕を回した。
「泉夏…?」
突如抱き付かれ、秀王は思わず数歩、後ずさる。
なんとか体勢を立て直し、彼女を受け止める。
「どうしたの?」
「…どうもしない」
しかし、そう言ってる顔は、もう真っ赤だった。
人通りの少ない、路地裏だったけれど。
それでも、擦れ違う人達はたまにいるわけで。
『なんだこのふたりは』って、恐らく好奇の目を向けられるだろう。
多分もう二度と会う事もない、擦れ違うだけの人達だから恥ずかしくない-自分に思い込ませてはみるが、完全に羞恥は消せない。
でも、いつまでもこうしていられない。
明後日には、また暫くお別れ。
したいと思った時にしないと、また次まで待たないといけない。
それまで我慢出来ない。
だから我慢しないでする-。
もしかしたら『こんな場所では』って、やんわり身体を離される覚悟だった。
けれど彼が呟いたそれは、真逆のものだった。

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