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桜の季節が巡っても~追憶~
第46章 三年目のデート2(再編済)
少し早めの昼食の後《のち》。
歩道の隅で、スマートフォンでまずは映画の上映時間を検索した。
夕方から話題の映画を上映する事を知り、まず最初は図書館に向かった。
土曜日の館内は、今日も変わらず混雑していた。
カウンターを抜け、文学の棚へ。
ひとつ。
ふたつ。
みっつめ-。
去年の夏。
半月ぶりにふたりが再会した場所。
一番上の棚から選んだ一冊を、眼鏡をかけた横顔が真剣に見詰めていた。
彼の姿を認めた途端、堰を切ったように熱い涙が溢れた。

今年の春。
三カ月前。
話なんかないと撥ね退《の》けた。
可愛げのない自分を、開館から閉館間際までずっと待っていてくれた。
もう最後だと思ってたのに。

二カ月前。

『追いかけて行ってもいい?』

この恋に別れを告げようと『行けない』-そう、返信をした。
なのにあなたはやっぱりまた待ち続けてくれていた。

ほんの少し逢っては別れ。
別れてはまた僅かだけ逢えて。
小さな喜びと、沢山の涙をふたりで繰り返した場所。
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