この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
桜の季節が巡っても~追憶~
第46章 三年目のデート2(再編済)
『…こんなにどきどきしてたら、本なんか読めない』
彼の肩に強制的に頭をつけられたまま、泉夏は上擦った声で告げる。
『じゃあ、離そうか?』
頭に響く低音は-笑いを含んでる。
『だめ』
-それは、だめ。
知ってて尋ねてくる意地悪さに、泉夏は拗ねる。
本も読みたいけれど。
でも、もっとしたいのは、こうしている事。
だから、絶対だめ。
『もう少し、こうしていて?』
-先生?
この上ない幸せに瞳を閉じ、酔い痴れていると、名を呼ばれた。
ああ、もうすぐで映画が始まるんだった-現実の世界に戻る。
彼の肩に預けた頭はそのままに、薄っすらと目を開ければ、左手に温かなものが触れた。
「…先生。私、凄く幸せ」
両手で包み込まれるように手を握られ、その心地良さに浸りながら、泉夏は漏らした。
「大学の中でしか逢えなかったのに。それも毎日なんて無理だったのに。去年は、たったの二回しか逢えなかったのに。…なのになんで、今はこうしていられるんだろ」
-不思議。
まだ夢みたいだけど、でも嘘なんかじゃなくて。
諦めなくて良かった-つくづく、そう思う。
あなたを諦めなくて、本当に。
/1308ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ