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桜の季節が巡っても~追憶~
第48章 日曜日の朝2(再編済)
「妬いてんのかな、先生?」
お見通しだろうに、わざと龍貴は訊いてくる。
「…妬いてるってよ」
「は?先生?誰に?」
龍貴は乾いた笑いを張り付ける。
「まさか俺?」
「…他にいないじゃん」
彼のせいでは決してない。
自分が悪かった部分も大いにある。
でも、彼が引き金となってしまった部分があったのも事実だった。
今朝も結局、煙草の匂いがしっかり付いてしまった。
昨日の二の舞いはごめんだから、今日はすぐに説明する。
一日を過ごしたら、また暫くは離れ離れなのだ。
今日こそは楽しい時間だけをふたりで共有したい。
だから-。
「俺に妬く必要なんてどこにあんの?お前は先生のものなのに?」
小馬鹿にしたように、龍貴は喉を鳴らした。
「…簡単には説明出来ない色々があるのよ」
昨日の出来事を詳細に話せないだけに、曖昧に濁すしかない。
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