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桜の季節が巡っても~追憶~
第48章 日曜日の朝2(再編済)
「俺に触られるの、嫌か?」
淡々とした龍貴の問いに、泉夏は答えられない。
俯き、目を合わせる事さえ出来ない。
「お前に触れてもいい?」
無言を貫き通せば、泉夏の頭上に龍貴の手が置かれた。
「もし万が一何かを勘付かれて、誤解されそうになったら。龍貴が無理矢理触ってきたって。拒む間もなく龍貴に触られたって」
-そう、先生に言えばいい。
自分に触れる彼の手はいつもと変わらず、とっても温かった。
「そもそも俺のせいだし。泣きそうなお前を、黙って見てるだけなんて。例え先生に何を言われようとも…俺はそんな事絶対出来ない」
髪を撫でられ、泉夏はようやく顔を上げた。
繋がる、ふたりの視線。
龍貴は真っ直ぐに泉夏を射抜き、屈託なく笑った。
「こうして撫でてやって、お前が泣かないでいてくれるなら。俺は、先生の心の中で百万回殺されたって構わない」
ああ、やっぱり。
私、このひとが好き。
彼が、大好き-。
淡々とした龍貴の問いに、泉夏は答えられない。
俯き、目を合わせる事さえ出来ない。
「お前に触れてもいい?」
無言を貫き通せば、泉夏の頭上に龍貴の手が置かれた。
「もし万が一何かを勘付かれて、誤解されそうになったら。龍貴が無理矢理触ってきたって。拒む間もなく龍貴に触られたって」
-そう、先生に言えばいい。
自分に触れる彼の手はいつもと変わらず、とっても温かった。
「そもそも俺のせいだし。泣きそうなお前を、黙って見てるだけなんて。例え先生に何を言われようとも…俺はそんな事絶対出来ない」
髪を撫でられ、泉夏はようやく顔を上げた。
繋がる、ふたりの視線。
龍貴は真っ直ぐに泉夏を射抜き、屈託なく笑った。
「こうして撫でてやって、お前が泣かないでいてくれるなら。俺は、先生の心の中で百万回殺されたって構わない」
ああ、やっぱり。
私、このひとが好き。
彼が、大好き-。

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