この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
桜の季節が巡っても~追憶~
第48章 日曜日の朝2(再編済)
「そんな風に怒ればいいのにな、先生」
「え?」
「俺やお前に負い目なんか感じないで、嫌なら嫌って、はっきり言ってくれればいいのにな」
龍貴は笑った。
「そんなの感じてない。本当に怒《いか》ってなんかないってあくまでも言うのなら、それはそれで別にいいけど」
泉夏の頭上に置いたままだった手を、龍貴は頬に伝わせた。
「ならさ。また近々、デートしようよ」
「えっ」
「先生怒んないなら、別にいいだろ。先生アメリカ帰ったら、暫くお前も暇になるだろし?」
試すように、誘《いざな》われる。
「…出来ない」
泉夏は目の前の彼を見据えた。
「先生が怒るから、出来ない」
「怒んないんじゃなかったの?」
訊き返してくるその双眸は-とても楽しそうだった。
「龍と出掛けてもいいって。でも、いつもはだめだって」
「へえ?」
「次に誘われた時は、行っちゃだめだって。だから行けない」
-ごめんね、龍?
申し訳なさそうな泉夏の謝罪に、龍貴の頬が微かに上がった。
「え?」
「俺やお前に負い目なんか感じないで、嫌なら嫌って、はっきり言ってくれればいいのにな」
龍貴は笑った。
「そんなの感じてない。本当に怒《いか》ってなんかないってあくまでも言うのなら、それはそれで別にいいけど」
泉夏の頭上に置いたままだった手を、龍貴は頬に伝わせた。
「ならさ。また近々、デートしようよ」
「えっ」
「先生怒んないなら、別にいいだろ。先生アメリカ帰ったら、暫くお前も暇になるだろし?」
試すように、誘《いざな》われる。
「…出来ない」
泉夏は目の前の彼を見据えた。
「先生が怒るから、出来ない」
「怒んないんじゃなかったの?」
訊き返してくるその双眸は-とても楽しそうだった。
「龍と出掛けてもいいって。でも、いつもはだめだって」
「へえ?」
「次に誘われた時は、行っちゃだめだって。だから行けない」
-ごめんね、龍?
申し訳なさそうな泉夏の謝罪に、龍貴の頬が微かに上がった。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


