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桜の季節が巡っても~追憶~
第49章 三年目のデート3(再編済)
その告白を受け、秀王は静かに本を閉じた。
彼女に向けられた眼鏡の奥の両眼は-笑ってる。
「なに、萌えるって?」
「…きゅんとするって意味かな?」
恥ずかしそうに呟けば、大きく喉を鳴らされる。
「なら、もう少しこのままでいようかな」
「本当?」
泉夏の瞳が輝く。
「うん。昨夜からやけに持ち上げてくれるから、ちょっと調子に乗ってきてるのかもしれない。もう十分褒めてもらってるのに、もっと褒めて欲しいって欲が出てきてしまった」
「ちょっとじゃなくて、もっといっぱい調子に乗ってもいいよ。だって本当だもん」
大真面目に泉夏が告げれば、秀王は吹き出した。
ふたりでひとしきり笑った後。
前もって伝えておこうと思っていた事を、泉夏は口にする。
「先生、あのね?」
「うん?」
「あのね…あの、今ここに来る前に、龍に会ったの。…その、コンビニで偶然」
『偶然』だなんて、如何にも言い訳がましく聞こえるだろうか-いらない付け足しだったかなと、不安になってくる。
後悔が襲うが仕方がない。
そもそも言い訳も何も、揺るぎない事実であるのだが。
彼女に向けられた眼鏡の奥の両眼は-笑ってる。
「なに、萌えるって?」
「…きゅんとするって意味かな?」
恥ずかしそうに呟けば、大きく喉を鳴らされる。
「なら、もう少しこのままでいようかな」
「本当?」
泉夏の瞳が輝く。
「うん。昨夜からやけに持ち上げてくれるから、ちょっと調子に乗ってきてるのかもしれない。もう十分褒めてもらってるのに、もっと褒めて欲しいって欲が出てきてしまった」
「ちょっとじゃなくて、もっといっぱい調子に乗ってもいいよ。だって本当だもん」
大真面目に泉夏が告げれば、秀王は吹き出した。
ふたりでひとしきり笑った後。
前もって伝えておこうと思っていた事を、泉夏は口にする。
「先生、あのね?」
「うん?」
「あのね…あの、今ここに来る前に、龍に会ったの。…その、コンビニで偶然」
『偶然』だなんて、如何にも言い訳がましく聞こえるだろうか-いらない付け足しだったかなと、不安になってくる。
後悔が襲うが仕方がない。
そもそも言い訳も何も、揺るぎない事実であるのだが。

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