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奥手なオークが貞操の危機!?
第1章 1
そのまま、アーニャによってベッドのシーツに落とされた彼は、身をよじってズボンの前を隠そうとする。
「い、いやだ。そんなオークを見るような蔑んだ目で俺を見ないでくれ」
「あら、蔑んでなんかいませんわ。ただ、汚らしい性豚だと哀れんでいるのですわ」
アリシアは鼻先をあげて彼を見下ろす。
アーニャの方はやや不安そうに眉をひそめ、そんなアリシアをたしなめた。
「あまりに言い過ぎじゃないか?」
「あら、これは彼のためのプレイよ。普段は散々に汚い言葉を浴びせて詰ってくるクソ生意気な女、それを隷属させて自分の快楽のためだけの性具扱いする、そういう立場の入れ替わりが男を萌えさせるのよ?」
「そ、そうなのか?」
「そうよ、だからアーニャちゃんも大胆に、彼を罵ってあげるといいのよ」
「わ、わかった」
アーニャは腕を組み、精一杯に渋面を作ってみせる。だが、ふだんの甲冑姿ではなくて愛くるしいワンピースを着た姿は、どう見てもワガママを言って拗ねている可愛らしい少女にしか見えない。
「も、もう! ベオくんなんて嫌い!」
その可愛らしいだけの罵りに、アリシアが目を瞬かせた。
「へ? 今ので終わり?」
「そうだ」
「なんか、普段の口調のほうが厳しいような気が……」
「そ、そうか? そんなはずはないと思うぞ」
この会話の最中に、ベオは、熱くなった体をやっとの思いで少しだけ起こした。
唇を尖らせてアリシアに何かを言い返しているアーニャは無邪気で愛くるしい。だから、ふと手が伸びる。
「い、いやだ。そんなオークを見るような蔑んだ目で俺を見ないでくれ」
「あら、蔑んでなんかいませんわ。ただ、汚らしい性豚だと哀れんでいるのですわ」
アリシアは鼻先をあげて彼を見下ろす。
アーニャの方はやや不安そうに眉をひそめ、そんなアリシアをたしなめた。
「あまりに言い過ぎじゃないか?」
「あら、これは彼のためのプレイよ。普段は散々に汚い言葉を浴びせて詰ってくるクソ生意気な女、それを隷属させて自分の快楽のためだけの性具扱いする、そういう立場の入れ替わりが男を萌えさせるのよ?」
「そ、そうなのか?」
「そうよ、だからアーニャちゃんも大胆に、彼を罵ってあげるといいのよ」
「わ、わかった」
アーニャは腕を組み、精一杯に渋面を作ってみせる。だが、ふだんの甲冑姿ではなくて愛くるしいワンピースを着た姿は、どう見てもワガママを言って拗ねている可愛らしい少女にしか見えない。
「も、もう! ベオくんなんて嫌い!」
その可愛らしいだけの罵りに、アリシアが目を瞬かせた。
「へ? 今ので終わり?」
「そうだ」
「なんか、普段の口調のほうが厳しいような気が……」
「そ、そうか? そんなはずはないと思うぞ」
この会話の最中に、ベオは、熱くなった体をやっとの思いで少しだけ起こした。
唇を尖らせてアリシアに何かを言い返しているアーニャは無邪気で愛くるしい。だから、ふと手が伸びる。