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奥手なオークが貞操の危機!?
第1章 1
「まあ、おいしそうに指を飲み込んでますわよ、わかります?」
 彼女の指をさらに奥へと吸い込み、締め付ける結果となった。
「アリ……シア……勘弁して……」
「いやですわ。そんな可愛い声出されてやめられるわけがないでしょ?」
 ごりっと押し広げられる感覚。指がもう一本たされる。
「ふあっ!」
「んふふふ、ここが前立腺~」
 彼女の指使いは実に巧みで、少し曲げた形のままばらりとほどけてベオの腸内《なか》をかき回す。
 むくりと大きく押し広げられた穴周りが感じる排泄に似た快楽と、奥に与えられるとろけそうな熱感。
「ああ、違うのに……お尻なんか、感じるわけなにのに……」
「こんなにおチンポ様をガチガチにしてるくせに?」
「アリシア……どうしてこんなひどいことを……」
ベオが涙で濡れた瞳で振り向くと、彼女は「ふん」と鼻を鳴らしてそっぽを向いた。
「エルフだからですわ」
「え、エルフって平和的な種族なんじゃ……」
「そうですね、おまけに長命でしょ」
「うん」
「平和なうえに時間をもてあましている、しかも肉体は若いんだから、セックスくらいしか楽しみがないんですわ」
はき捨てるように言う彼女の横顔が怒りに燃えているのは、あれはなにに対する怒りなのだろうか……そんなベオの思考を奪うかのように、彼女の指は再び蠢いて彼の腸を犯した。
「エルフの男はね、経験豊富で性欲ばっかり強いから、よくもそこまで、みたいな鬼畜なプレイを女の子に平気でさせるんです」
「あ!」
「エルフがなぜ子供ができにくいかご存知? そんな男たちの餌食になって、子宮を壊される女が多いからですわ。しかも女も馬鹿ばっかりだから、それが愛された標だとか本気で思ってるの、バッカみたいっ!」
ゴリゴリとえぐるような彼女の指はひどく気持ちいい。おまけにそそり立って敏感になった男根は腹ににこすられてゆれるのだから、快楽が熱となって腹の中で暴れまわっている。
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