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奥手なオークが貞操の危機!?
第1章 1
「く、貴様は女騎士! なぜこんな仕打ちを俺にっ?」
 女性は美しいブルーの瞳を冷ややかに凍らせてベオの醜怪な鼻先を見下ろす。
「ふん、知れたこと、オークと女騎士は戦うのが運命であろう。そして学問ばかりでろくに体も鍛えてこなかった貴様は、ここで己の脆弱さを呪いながらついえるのだ」
「なぜだ! 俺が君になにかしたか?」
「御託はいい、さあ、かかってこい」
「いや、こんな完全なマウントとられて、かかってこいも何もないだろ。あ~、はいはい、俺の負けでいいよ」
「何を腑抜けたことを……貴様が来ぬというのなら、こちらから行くぞ!」
 そう言うが早いか、女騎士はベオの胸倉を掴んで強く引いた。
ベオがいくら大柄でも相手は百戦錬磨の女騎士、その体は軽々と引き上げられてしまう。彼女の腕の動きに逆らうことさえできず、腕力のままに引かれて今度は前のめりに床に両手をつく。女騎士はあろうことか素早く体制を反し、ベオの腕の中へとすべりこむ。
つまり、いまはベオが彼女を押し倒した……ような形になっているのだ。
「え、あれ?」
 混乱して起き上がろうとするベオの胸倉を、女騎士は再び掴んで引きとどめた。
「不覚……たかがオークごときにおくれをとるとは!」
「いやいやいや、落ち着こうね、こうなったのは君のせいでしょ」
「きっとこれから、拷問が始まるのだな。オークが女騎士に行う拷問といえば性的なものだと相場が決まっているが、残念だったな、私はそんなものに屈したりはしない!」
「そんなひどいことはしないから、ね、落ち着いて手を離して」
「ふむ、それにしても、先ほどから私の太ももに当たる硬いもの、これはなんだ?」
 彼女は軽くあげた膝でベオの股間を探った。半ば立ち上がった竿側を膝頭でなで上げられたベオは、情けなくうめいて腰を引く。
「はうっ! これはまさか、お勃起! 貴様、この私に欲情したというのか!」
「やめて、お願いだから、これ以上は……」
 女騎士はそんな言葉には耳も貸さず、顔を背けて唇をかみ締めた。
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