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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編
『きゃっ……』

宏樹くんは、うちに入るなりあたしを抱えて廊下に押し倒した。



『ま、待って……』

あたしは転んだ痛みと混乱から、
宏樹くんを制止する。


「碧さん……好きだ……………」
宏樹くんは聞く耳を持たない。


あたしのスカートを捲ると、
無理やりショーツに手をかける。


『いやっ!
待って、止めて…宏樹くんったらっ…』

床に押し付けられ、
あたしは身動きが取れない。

「碧さんっ……
もう我慢できない!こうしたかったんだ、ずっと…」


――誰か来たらどうしよう。

助けてもらえるけど、
あたしの今までの行為がバレちゃうかもしれない。
旦那が帰って来ないのは絶対確実だけれど……
でも、誰か来るかもしれない。

あたしは考えた。


そして、
『ねぇ……こんなトコじゃ嫌。
奥の寝室に行きましょうよ…』と甘く囁く。


宏樹くんは血走った目を向け、
「う、うんっ……」と立ち上がると寝室へ入った。



ドサッとベッドに縺れ込む。


『あん……
宏樹くぅん、もっと優しくしてぇ』

宏樹くんはいつになく荒い。


あたしはスカートを脱ぐと、
自分でカットソーを脱いで下着をはらった。


「み、碧さんっ……
ああ、もうダメだ……
キレイすぎるよ」
あたしに飛び付くようにして直ぐ根を挿入する。

乳房を噛むように咥えられて少し痛い。『ああん、あん、あんっ』ベッドがギシギシ軋む。



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