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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編


『……………………………………はあぁ…………』
へなった根を抜いて、
ソファーから降りた。




洋服は床に散らばっていた。

あたしは自分の胸や腹に飛び散った宏樹の返り血をみつけた。


『ラッキーだわ………』


床に散らばってるから、
血が着いてない。
当のあたしは全裸………



あたしはバスルームらしき奥のドアを開いた。


栓を捻ると、
微量だけれど湯が出てきた。

ホッとした。


シャワーで血を流す。


そして、
バスタオルがあったから身体を拭いて服を着た。


外はもう、
夕暮れになっていた。
ガァガァとカラスが鳴いている。

あたしはバンまで走ると、横ドアを開いた。


「………んん?あれぇ………ママぁ」

時人は今、目を覚ましたらしい。寝惚けながら「あれぇ?」とキョロキョロ首を振る。


『時人…………っ』
あたしは時人を抱き締めた。

守り切ったわ。

時人を……。


そして、あたしの行動を知ってた宏樹の口を塞いだ。
永遠にあたしの仕業が洩れることはない。



あたしは、
時人をきつくきつく抱き締めた。『ママぁ?知らないお兄さんが、ママが待ってるから一緒に迎えに行こうって言ってたよ?』


『お兄さんはね、頭がおかしいみたいなの…。お医者様がお兄さんを連れてったわ』良かった。

良かった………
時人が無事だった。
時人は眠っていたから、出来事を全く知らない。


『ふぅん、そうなんだ。ここどこ?』時人は純朴だ…………

『時人、ママ道に迷っちゃったみたいなの。
少しだけ待っててくれる?』

あたしは穏やかな声で時人に微笑むと、
バンから離れた。


そして、
ある番号にTELをした……………………………………………………………





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