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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第1章 前編
「えっ!!
持っていいのぉ?!
欲しいっ」
ゲーム画面から顔を上げて目を輝かせた。
欲しかったのね………
ごめんね、
あたしが持たせなかったから我慢させちゃってたわね…
内心涙を流して謝る。
『そっか。
じゃあ今度の土曜日買いにいこうか?』
「え〜〜〜
直ぐ欲しいな………」
『…………そんなに欲しいの?』
時人はコントローラーを置いて、
「うん。だって皆持ってるんだもん。先生に見つかんないようにだけどー。
俺も持ちたい〜」
時人は昨年辺りから自分のことを〔俺〕と言う。
背伸びしたい感がいじらしく、キュンとしちゃう。
『じゃあ、
お薬飲んで今から買いに行っちゃおっか?』
「えっ!!
うん、直ぐ着替えるねっ」
あたしは時人が跳び跳ねるように起き上がったのを見て、
嬉しくなった。
マスクをさせる。
ドリンクタイプの風邪薬も飲ませて、
冷えないようにパーカーを着せた。
あたしは車を運転してマンションを出る。
隣に時人を乗せて。
持っていいのぉ?!
欲しいっ」
ゲーム画面から顔を上げて目を輝かせた。
欲しかったのね………
ごめんね、
あたしが持たせなかったから我慢させちゃってたわね…
内心涙を流して謝る。
『そっか。
じゃあ今度の土曜日買いにいこうか?』
「え〜〜〜
直ぐ欲しいな………」
『…………そんなに欲しいの?』
時人はコントローラーを置いて、
「うん。だって皆持ってるんだもん。先生に見つかんないようにだけどー。
俺も持ちたい〜」
時人は昨年辺りから自分のことを〔俺〕と言う。
背伸びしたい感がいじらしく、キュンとしちゃう。
『じゃあ、
お薬飲んで今から買いに行っちゃおっか?』
「えっ!!
うん、直ぐ着替えるねっ」
あたしは時人が跳び跳ねるように起き上がったのを見て、
嬉しくなった。
マスクをさせる。
ドリンクタイプの風邪薬も飲ませて、
冷えないようにパーカーを着せた。
あたしは車を運転してマンションを出る。
隣に時人を乗せて。