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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第1章 前編

あたしはサラダとお茶漬けを作って出した。時人が残した〔かやはら〕のナゲットも。
時人に携帯を持たせたことを話す。「うーん……まぁもう5年生だしなぁ。碧がちゃんとチェックしてろよ?」と言う。「風邪の調子はどうなんだ?」

『熱は下がったのよ。
明日の学校、起きてみてだけど本人が行きたいって』


「そうか……。
風邪も甘く見てるとぶり返すからなぁ」
スウェットに着替えた旦那は、リビングの椅子に座るとパクパクとお茶漬け・サラダを食べる。

『たーくん、ビール?
焼酎にする?』


「うーん、
今日は止めとく……」


『えっ、どうしたの?』
旦那はほぼ毎日晩酌する。


リビングの椅子に座ると、旦那はニヤリと笑って「久しぶりに……どう?」と言う。

あたしはゾクッとした。快感が下腹を突き抜けた。


『うん♪
しよ♪』


「バカ、時人に聞こえちゃうでだろ(笑)」



あたしは、旦那とするsexが大好きだ。


蕩けて、
くたくたになるまですると頭が真っ白になる。


――この人から時人が出来たんだと思うと、
頭がクラクラしてしまう。
旦那は時人に似ているから、尚更だ。



あたしはワクワクした。






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