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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第1章 前編
家に戻って、
蠢くミミズを豚の脳ミソに混ぜた。
それを梱包して、
再び宏樹を呼びつけた。
もちろん「あなたに逢いたくて堪らないの。
抱いてほしくて……」
と仄めかして。
宏樹は直ぐ来てくれた。
梱包は箱型の小さな包み。
「あれ?
うちの肉、郵送するんですか?」と思い違いをする宏樹に『そうなの。
ただ、
あたし今日左脚が痛くて……』と言うと「俺、午後から配達で隣県まで行きますしついでに配送センターに寄りましょうか」
と宏樹から言い出した。
脳ミソだけ貰う予定が、
思いのほか大きな幸運になった。
隣県から郵送するならば、到底あたしだと確定できないだろう。
万が一、嫌がらせ被害で捜査をしたとしても。
宏樹には『お願いね……
帰ってきたら、ココで………あたしをたっぷり味わって欲しいの…』
と自宅マンションのリビングを指差した。
宏樹の喉仏が生唾を溜飲したのを、はっきり見た。
暗に〔配達が終わってからよ〕と牽制した。
蠢くミミズを豚の脳ミソに混ぜた。
それを梱包して、
再び宏樹を呼びつけた。
もちろん「あなたに逢いたくて堪らないの。
抱いてほしくて……」
と仄めかして。
宏樹は直ぐ来てくれた。
梱包は箱型の小さな包み。
「あれ?
うちの肉、郵送するんですか?」と思い違いをする宏樹に『そうなの。
ただ、
あたし今日左脚が痛くて……』と言うと「俺、午後から配達で隣県まで行きますしついでに配送センターに寄りましょうか」
と宏樹から言い出した。
脳ミソだけ貰う予定が、
思いのほか大きな幸運になった。
隣県から郵送するならば、到底あたしだと確定できないだろう。
万が一、嫌がらせ被害で捜査をしたとしても。
宏樹には『お願いね……
帰ってきたら、ココで………あたしをたっぷり味わって欲しいの…』
と自宅マンションのリビングを指差した。
宏樹の喉仏が生唾を溜飲したのを、はっきり見た。
暗に〔配達が終わってからよ〕と牽制した。