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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第1章 前編
「お?
どうした、何か良いことでもあったのか?」
深夜帰宅した旦那はあたしを見るなりそう言った。
『えっ?
分かるー?』
あたしはフリルのエプロンをプルプル振りながら、
旦那のネクタイを外す。
『好きなモデルさんのホームページを見てたのよ〜』
「何だ、そんなことか……(笑)
お茶漬けだけしてくれるかな?」
『りょうかぁ〜〜い』
あたしはご機嫌でお茶漬けを作った。
結愛菜のホームページが、〔申し訳ありません。あゆな☆は体調不良により読者モデルを辞めることになりました。
<みんな、これからもスウィート・ティーンの応援よろしくね>あゆな☆からのメッセージです〕
と閉鎖されていた。
そりゃあたしが超ご機嫌になるはずでしょ。