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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編
『ママ〜〜〜。
みんな遊んでいいかって〜』


夕方、
家事がひと段落してリビングのソファーに座っていたあたし。


時人が友達を連れてきた。


時人はどっちかというと遊びに出向くほうだから、
うちに招くことは珍しい。

『あらあら、
いいわよ〜。
こんにちはー!』
あたしは立ち上がり子供たちを迎え入れた。



内心(げっ)と思う。

7人ほどいる。

うち女の子が4人。



あたしは気を取り直し、
リビングで遊ぶ子供たちにジュースとクッキーを用意した。


『みんな、
おやつ食べてね』
あたしがテーブルに置くと「いただきまーす」
「時人のママ、
どうもありがとう」など礼儀正しい。



やっぱり時人は友達を見る目があるわ。

あたしは胸が高鳴る。
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