パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 後編

翌日。


朝旦那に続いて時人を送り出すと、
あたしはこっそり時人の部屋に入った。



『机に仕舞ったって言ってたわよね…』


時人の部屋はシンプルにしてある。
入って向かいに勉強机、本棚。その横にオーディオ機器。
部屋中央に小さいテーブル。テーブル上に時人用PCがある。
奥にベッド。


時人には旦那が〔片付けをきちんとしなさい〕
と言い聞かせてきたから、すっきり整頓した部屋が常だ。


―――探しやすいわ。

あたしは机の引き出しを開く。

5段ある引き出し。


1段目を開くと、
筆箱やコンパス・定規など筆記用具のスペアがあった。
2段目――……
開くと、ノート・便箋などがある。

ここかしら？



時人の机の中を見るなんて、何時ぶりかしら………

高学年になってから時人のプライバシーが大切と思って、
全く見ないようにしてた。
それが裏目に出ちゃったのかしら！