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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編
『………あった!
いやああっ、なんでこんな沢山あるのっ?』
あたしは愕然とした。
ピンク、
水色、
きいろ………
色とりどりの便箋が大量にあり、
全ての便箋の表側に〔時人くんへ<ハートマーク>〕〔読んでね♪♪〕
〔好きです、
読んでください〕
などモロに時人への好意が書かれてあった。
『時人、さすがだけど〜〜〜………
やだやだやだー!!!
時人はあたしのものなのっ!
他の女からのラブレターなんてこうしてやるっ』
あたしは怒りにまかせてラブレターを両手で引き千切ろうとした。
『――待って』
ピタリと動きを止める。
時人は優しいのだ。
だから、こうやって迷惑なはずのラブレターも捨てられずに仕舞ってる。
あたしが捨てたら、
悲しむんじゃないかしら?
そう思った。
いやああっ、なんでこんな沢山あるのっ?』
あたしは愕然とした。
ピンク、
水色、
きいろ………
色とりどりの便箋が大量にあり、
全ての便箋の表側に〔時人くんへ<ハートマーク>〕〔読んでね♪♪〕
〔好きです、
読んでください〕
などモロに時人への好意が書かれてあった。
『時人、さすがだけど〜〜〜………
やだやだやだー!!!
時人はあたしのものなのっ!
他の女からのラブレターなんてこうしてやるっ』
あたしは怒りにまかせてラブレターを両手で引き千切ろうとした。
『――待って』
ピタリと動きを止める。
時人は優しいのだ。
だから、こうやって迷惑なはずのラブレターも捨てられずに仕舞ってる。
あたしが捨てたら、
悲しむんじゃないかしら?
そう思った。