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溺愛〜あたしだけの王子様〜
第2章 後編
『………宏樹くん』
〔かやはら〕のエプロンを着けて、
何やら箱を担いでいる。
「お出かけでしたか?」
『ええ、文房具を買いに隣町まで行ってきたの』
宏樹は荷物を抱えたまま走ってきた。
「文房具屋さんも色々ありますよねぇ♪
俺、この肉届けたら少し時間が空くんすけど……」
『うん?』
あたしの足先は自宅マンションに向いている。
とにかく早く帰って、ラブレターの返事を書きたい。
しかし宏樹は全く気づかず、
何やらアピールしてきた。「碧さん……
俺、碧さんみたいな人初めてなんですよ………」
面倒くさいわね。
そう感じたが、
〔かやはら〕には強引な注文も通してもらっているし……
時人のためにいつでも即配達して貰えるよう愛想を良くしとかなきゃいけない。
〔かやはら〕のエプロンを着けて、
何やら箱を担いでいる。
「お出かけでしたか?」
『ええ、文房具を買いに隣町まで行ってきたの』
宏樹は荷物を抱えたまま走ってきた。
「文房具屋さんも色々ありますよねぇ♪
俺、この肉届けたら少し時間が空くんすけど……」
『うん?』
あたしの足先は自宅マンションに向いている。
とにかく早く帰って、ラブレターの返事を書きたい。
しかし宏樹は全く気づかず、
何やらアピールしてきた。「碧さん……
俺、碧さんみたいな人初めてなんですよ………」
面倒くさいわね。
そう感じたが、
〔かやはら〕には強引な注文も通してもらっているし……
時人のためにいつでも即配達して貰えるよう愛想を良くしとかなきゃいけない。