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凍える月~吉之助の恋~
第5章 第二話 【鈴の音】   二
「―!!」
 お絹は、吉之助のまだ温かみの残る身体に打ち伏して泣いた。哀しげに鳴く蝉の声が一瞬遠くなる。
 辻堂は、惨事が嘘のようにひっそりと静まり返っている。傍らの蓮池に浮かぶ緑の葉を夏の太陽が容赦なく照らしていた。蝉時雨が降りしきる暑い夏の日だった。
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