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凍える月~吉之助の恋~
第7章 第三話 【初戀】 一
 そろそろ夕刻、短い冬の日はあっという間に暮れる。特にこんな陰鬱な空模様の日は、今時分でさえ空は暗く、もう夜のようだ。流石にこの時間帯に冨松が寝ていることはない。
 夜泣き蕎麦と共にあつあつの焼き芋も冬を代表する食べ物である。江戸の夜に焼き芋屋のないところはないと云われるほどだった。江戸城の御外曲輪や見付御門外の堀端にあるような焼き芋屋は店も大きく、値段も安かったが、味は落ちた。日本橋付近の賑やかな往来にある店は本場の川越芋を使っていたので、多少割高ではあっても香りもあり、美味であった。
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