この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
凍える月~吉之助の恋~
第7章 第三話 【初戀】 一
 芋は厚く切ったものを釜で焼いて塩とゴマをふりかけるものと、丸ごと壺の中に入れて蒸し焼きにする「壺焼き」があった。冨松の売る焼き芋は後者の「壺焼き」である。お絹は何を隠そう、この焼き芋が大の好物なのだ。
出来立ての熱い焼き芋を頬張るときの、あのほっこりとした口当たりがたまらない。
 そろそろ親方の喜作の許に出掛けていた伊八も帰ってくる。丁度良い頃合だと思い、冨松の店まで焼き芋を買いに出掛けてきたのであった。
 伊八は江戸でも随一と呼ばれる腕の良い飾り職人喜作の一番弟子である。伊八自身も優れた職人であり、喜作は伊八にとって育ての親も同然だ。今は独立しているが、今でも親方の家に頻繁に出入りし身の回りの世話など焼いていた。
/422ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ