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凍える月~吉之助の恋~
第7章 第三話 【初戀】 一
 それなのに、なにゆえ、盆や正月休みもないはずの陽太がここにいるのだろうか。お絹は訝しく思った。特別に許しを得て戻ってきたのだろうか。
「陽ちゃん、帰ってきてたの?」
 お絹はなおも言いながら陽太に近付こうとした。が、陽太は寒さのせいか少し蒼ざめた血の気のない顔を背けた。
「陽ちゃん!」
 陽太が背を向ける。呼び声も空しく、陽太は逃げるように走り去った。
―一体、何があったというのだろう。
 お絹は茫然と立ち尽くした。
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