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凍える月~吉之助の恋~
第9章 第三話 【初戀】 三
     三

 その翌日からいよいよ師走になった。江戸の町も師走になると、一挙に慌ただしさが募る。
「来年の大小柱ごよみ、とじごよみ」
 呼び声も高く叫びながら暦売りが江戸の町中を売り歩く。やがて、少し先になれば、神社の境内に破魔矢売りが出、辻々にお飾り売りの仮屋が立つ。門松売りが松を担いで売りにくるようになると、そろそろ、その年も暮れる。物売りの声で明けた江戸の一年は物売りの声で暮れるのだ。
 十二月十三日は煤払いが行われる。当日は、江戸では武家・町家を問わず、煤払いをする。正月を迎える必要不可欠な行事であり、一家総出の賑やかなものになった。
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