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凍える月~吉之助の恋~
第9章 第三話 【初戀】 三
 お絹も頷いた。
「立派な商人になってね。私もいつかお金を貯めて、京屋にいけるようになるから」
 甚平店に住む人間に、京屋のような一流の店で買い物できるようなゆとりはない。少し冗談めかしたお絹の物言いに、陽太の顔がまた歪んだ。
―お絹を守れるような男になって、必ずまたここに帰ってくる。
 そのけして口には出せぬ想いを、お絹が知ることはなかった。
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