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凍える月~吉之助の恋~
第12章 第五話 【雪うさぎ】 壱
 女は降る雪に濡れるのにも頓着せず、その場に頽(くずお)れている。その儚げな姿は花が萎れているかのようだった。
 刹那、お絹は叫んでいた。
「先生、止めて下さい」
 そう言うと、急いで女に駆け寄った。
「大丈夫ですか?」
 倒れ伏した女が顔を上げ、お絹を見て愕いた様子だった。
「どこかお怪我はありませんか?」
 重ねて問うと、弱々しく首を振る。
「大事ありませぬ」
 お絹は起き上がろうとする女に手を貸し、女はやっとの様子で立ち上がったが、その身体はふらついている。
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