この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
凍える月~吉之助の恋~
第13章 第五話 【雪うさぎ】 弐
 と、これも負けずに応酬してくる。だが、つとめて明るさを装っている拓馬の空元気がお絹には痛いほど伝わってきた。拓馬は昔から、何か心に悩み事があるときほど、明るく饒舌になるのだ。
 その昔、塾生である長屋の子どもが突然いなくなったことがあった。やれ神隠しだ人さらいだと大騒ぎになり、長屋中の男たちが捜索隊を組んで江戸中を探し回った。その子は結局、川原の掘っ建て小屋で一人遊んでいる中に外側から鍵がかかってしまい、帰るに帰れなくなってしまったにすぎず、無事発見され、親許に戻ってきた。
/422ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ