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凍える月~吉之助の恋~
第13章 第五話 【雪うさぎ】 弐
 どうやら、お彩が昼寝から目ざめたようだ。
 お絹は伊八と顔を見合わせ、笑った。
 今年も残すところ二十日余りとなった今日この頃、江戸は師走特有の慌ただしさを日毎に増しつつある―。
             
    (第五話 雪うさぎ 了)

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