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凍える月~吉之助の恋~
第15章 第六話 【対岸の恋人】  弐
 二人は川の川原を昇りきった先にある旅籠「泊や」という宿に泊まっていた。その夜、生憎なことに小さな旅籠は泊まり客が満員で、二人は二階の大部屋に押し込まれた。そこは大勢の客でそれこそ隙間もないほどで、男であろうが女であろうが、そんなことはお構いなしに詰め込めるだけの人間が詰め込まれていた。寝具も足りず、行き渡らぬ者は全くの雑魚寝状態であった。
 お絹と喜作は、窓際にやはり布団なしの状態で横になるしかなかった。老齢の喜作の身を案じ、お絹は何とか一人分だけでも布団を化して欲しいと頼んでみたけど、それは徒労に終わった。
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