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水流金魚
第4章 金魚の涙
***
優祐さんとの最初で最後の旅行から半年の月日が流れて夏。上の子が小学校と中学校で提携した一泊旅行に行った日の夜。
「花」
翔ちゃんは私の頭を撫でて、唇を重ねてきた。
「どうしたの?」
「いや、たまにはさ。こういう機会じゃないと花に触れれないでしょ」
「えっ、あー」
「ダメ?」
私は首を横に振って小声で「いいよ」と答えた。旦那という立場である翔ちゃんに嫌なんて言えるわけない。
「ありがとう。花、愛してるよ」
「私も」
翔ちゃんは私の下着を脱がすとたいした前戯をすることなく挿れる。