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水流金魚
第1章 抜け出した金魚
ホテルに着くと私達はいつも一緒にお風呂に入る。旦那とは同棲当初までは一緒に入っていたが、もう一緒に入ることはない。
彼はいつも私の髪を洗ってくれる。
「花の髪はいつも綺麗だね」
「ありがと。髪だけは自慢なんだ」
「そんなことないよ。花は髪だけじゃない。ほら、ここだって、こんな――」
「あっ……」
シャンプーのついた彼の細い指が扱う私の胸元。
「やらしい」
耳元で囁く彼の声に、ほら……もうこんなに。シャワーで髪と手の泡を彼が流すと指先が侵入してきたのは秘密の花園。
彼はいつも私の髪を洗ってくれる。
「花の髪はいつも綺麗だね」
「ありがと。髪だけは自慢なんだ」
「そんなことないよ。花は髪だけじゃない。ほら、ここだって、こんな――」
「あっ……」
シャンプーのついた彼の細い指が扱う私の胸元。
「やらしい」
耳元で囁く彼の声に、ほら……もうこんなに。シャワーで髪と手の泡を彼が流すと指先が侵入してきたのは秘密の花園。