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水流金魚
第4章 金魚の涙
 私が落ち着くと咲ちゃんは家まで送ってくれた。

「ごめんね」

「ううん、またなんかあったらいつでも言って。花さんの役に立ちたいから」

「ありがとう」

「またね」

「うん」

「花ちゃん」

「あっ……」

 咲ちゃんが去ってから声が聞こえた方を振り向くとそこにいたのは美羽さんだった。

「ちょっと、うち寄ってかへん?」

「あ、はい」

 すぐ近くの美羽さんの家にお邪魔する。
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