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壊してほしい
第4章 突然
『…………だいじょうぶだよ。
少しくらい、痛いのなんて………』
雫石も少し俯き溢した。
湯船のなかで手を握る雫石。
氷月は繋いだ手を見ながら黙って浸かった。
『嫌になるくらいこうしてたい』
ポソリと呟いた雫石。
湯は熱く、
二人はジッと温まりながら祈る________________
『うーん。これで………よし!』
翌朝、氷月は仕込みを終え、合間で先に〔本日のケーキ〕を焼いた。
昼前である。
焼き上がったスポンジに、自家製クリームチーズをON。
フルーツを薄く切りクリームチーズに乗せてゆく。
真ん中にミントの葉を置き出来上がり。
『客は………もうすぐランチで混みだすな』
氷月は素早く皿を用意し、
ケーキを一切れ乗せて奥へダッシュする。
少しくらい、痛いのなんて………』
雫石も少し俯き溢した。
湯船のなかで手を握る雫石。
氷月は繋いだ手を見ながら黙って浸かった。
『嫌になるくらいこうしてたい』
ポソリと呟いた雫石。
湯は熱く、
二人はジッと温まりながら祈る________________
『うーん。これで………よし!』
翌朝、氷月は仕込みを終え、合間で先に〔本日のケーキ〕を焼いた。
昼前である。
焼き上がったスポンジに、自家製クリームチーズをON。
フルーツを薄く切りクリームチーズに乗せてゆく。
真ん中にミントの葉を置き出来上がり。
『客は………もうすぐランチで混みだすな』
氷月は素早く皿を用意し、
ケーキを一切れ乗せて奥へダッシュする。