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壊してほしい
第2章 願望
『手ぶらだったわけ?
あ、責めてるんじゃないから』
制服のみで倒れてたな。
氷月は一昨日の雫石の倒れていた姿を思い出す。
コートもマフラーもなしで………
白いセーラー&紺のプリーツスカートはハンガーに掛けてある。
白百合学園のセーラーは、
ボウタイがなくセーラー襟が丸い。
特徴的な制服だった。
ーーーだから氷月も覚えていたのだ。
お嬢様学校だなと………。
『携帯電話と、お金はこれだけ………』
雫石はおずおずと万札を出した。
7万ある。
氷月は、
腕組みをした。
7万だけ手元にある。
しかも財布もなく、万札も端が折れていた。
あ、責めてるんじゃないから』
制服のみで倒れてたな。
氷月は一昨日の雫石の倒れていた姿を思い出す。
コートもマフラーもなしで………
白いセーラー&紺のプリーツスカートはハンガーに掛けてある。
白百合学園のセーラーは、
ボウタイがなくセーラー襟が丸い。
特徴的な制服だった。
ーーーだから氷月も覚えていたのだ。
お嬢様学校だなと………。
『携帯電話と、お金はこれだけ………』
雫石はおずおずと万札を出した。
7万ある。
氷月は、
腕組みをした。
7万だけ手元にある。
しかも財布もなく、万札も端が折れていた。