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壊してほしい
第2章 願望
『そうなの?いいの?俺で…………』

氷月は唇を茂みに埋めた。



『氷月さんがいい…………
他のひとなんて、何ひとつ…………
あああっ!!』
氷月は雫石が言い終えるのを待たずに、
花びらを舌先でなぞる。



透明の液体は、
少し甘い。





芽を舌でくるむように包み舐めていく。


『あああっ………
はぁんっ、あんっ、あっ!
すごっ………』

ぴちゃぴちゃと水音が響く。



雫石の太股や膝が小刻みに震えていた。
指先が顔の横でシーツを掴む。


雫石は恥ずかしさと気持ち良さで上半身を捩る。
『こんな………っ、
こんなにスゴいなんて…………あっ、ああっ……氷月ぃっ…………』



雫石は氷月の名を呼び捨てた。

氷月はその声を耳にして根がドクンと脈打つのを感じる。

『雫石…………しずく。
しずくっ…………………………』






4歳も年下の女子高生に呼び捨てにされたのに、
ちっとも不快じゃない。
それどころか………………




『もう我慢できねー…………』
雫石のなかに入りたい。



氷月は、
唇を離すと雫石の細い太股を抱えた。


雫石は息絶え絶えだ。

黒髪がシーツに流れている。


氷月はゆっくりと根を沈ませた。



くぷりと滑る。


『く………………!』あまりの快感に、眉間に力が入った。





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