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壊してほしい
第2章 願望
雫石の脚を持ち、
腰を前後させる。
細めた雫石の瞳が、
氷月を見つめていた。
どちらからともなく、手を繋いだ。
ベッドが軋む………………
『あん、あっ、ああっ…………』
雫石は喘ぐ。
氷月は雫石に被さった。
唇を塞いで、
上も下も繋がる。
啄むようなキス。
ねっとりしたキス。
舌を絡ませる。
何かで読んだことがある。
生物学的に、キスをしたい相手というのは『このひととなら、
永遠に一緒にいたい』と思える相手らしい。出会った時期や、関係性などとは別で。
唾液の交換は〔あなたの体液にじぶんが混ざりたい〕という本能らしい。
氷月はふとその説を思い出した。
_____雫石は氷月の背中で脚を交差させている。
『氷月………………
氷月さんっ………』
揺れながら、
雫石が途切れる息の合間に氷月を呼ぶ。
『なに、しずく…………っ』
雫石の瞳には涙が滲んでいる。
氷月は雫石の真摯な視線に応えるように目を見た。
『お、お願い……………
私を、壊してぇっ…………』
『…………………壊す、の?…………っはあっ……』
『今までのこと………………
消せないの。
私っがっ、してきたことや………、
家のことっ……………
傷痕も……』
氷月は揺れつつ雫石の話をちゃんと聴いた。
『無かったことに………したい!
でも、できない、よねっ………。
だから…………氷月が私を壊して………
新しく作って!』
熱くたぎる雫石のナカ。
根が膨張してはち切れそうだ。
『壊してほしい……………
氷月が、私を新しくしてぇ………』
雫石は喘ぎながら叫ぶ。
瞬間、
氷月は根を抜いた。
ドクドク脈打つ根は、
待っていたように白い液を放った……………………………………………………………………………
腰を前後させる。
細めた雫石の瞳が、
氷月を見つめていた。
どちらからともなく、手を繋いだ。
ベッドが軋む………………
『あん、あっ、ああっ…………』
雫石は喘ぐ。
氷月は雫石に被さった。
唇を塞いで、
上も下も繋がる。
啄むようなキス。
ねっとりしたキス。
舌を絡ませる。
何かで読んだことがある。
生物学的に、キスをしたい相手というのは『このひととなら、
永遠に一緒にいたい』と思える相手らしい。出会った時期や、関係性などとは別で。
唾液の交換は〔あなたの体液にじぶんが混ざりたい〕という本能らしい。
氷月はふとその説を思い出した。
_____雫石は氷月の背中で脚を交差させている。
『氷月………………
氷月さんっ………』
揺れながら、
雫石が途切れる息の合間に氷月を呼ぶ。
『なに、しずく…………っ』
雫石の瞳には涙が滲んでいる。
氷月は雫石の真摯な視線に応えるように目を見た。
『お、お願い……………
私を、壊してぇっ…………』
『…………………壊す、の?…………っはあっ……』
『今までのこと………………
消せないの。
私っがっ、してきたことや………、
家のことっ……………
傷痕も……』
氷月は揺れつつ雫石の話をちゃんと聴いた。
『無かったことに………したい!
でも、できない、よねっ………。
だから…………氷月が私を壊して………
新しく作って!』
熱くたぎる雫石のナカ。
根が膨張してはち切れそうだ。
『壊してほしい……………
氷月が、私を新しくしてぇ………』
雫石は喘ぎながら叫ぶ。
瞬間、
氷月は根を抜いた。
ドクドク脈打つ根は、
待っていたように白い液を放った……………………………………………………………………………