この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
壊してほしい
第2章 願望
『え、いいの?
食べたい!すっごくいい香りがする』
『プレーンだけどな。
紅茶にする?コーヒーにする?』
氷月は自分の分も盛り付け、
丸テーブルに雫石と腰を下ろした。
ホッと一息つく。
掛け時計が4時50分を指していた。
雫石はダージリンを飲み、
シフォンケーキをパクッと食べる。
『…………美味しい!
コツってあるの?ふんわり焼くのって』
『ん?
魔法』
氷月はミントの葉を噛みながら言う。
『ふふっ。
童話みたいだね。魔法かぁ~~~。
私にもかけて?』
雫石が片目を開く。
『…………………えーと、
あっ、雫石!あれ見てみ!時計が変だ!』
『へっ?!』
雫石は慌てて視線を掛け時計に移す。
その隙に氷月は雫石の首筋にキスをした。
『ひゃっ!
もぉーーー!びっくりしたぁ…………』
『ん。
だから、魔法な(笑)』
雫石が笑う。
そして上体を起こし、
氷月の唇に唇をつけた。
クリームの甘い味が広がる。
『…………ん、んん』
『甘い………んっ』
どちらからともなく、
抱き寄せ合う。
ガラン!とガラス格子の音がして、
急いで離れた2人だった…………………………………………………
食べたい!すっごくいい香りがする』
『プレーンだけどな。
紅茶にする?コーヒーにする?』
氷月は自分の分も盛り付け、
丸テーブルに雫石と腰を下ろした。
ホッと一息つく。
掛け時計が4時50分を指していた。
雫石はダージリンを飲み、
シフォンケーキをパクッと食べる。
『…………美味しい!
コツってあるの?ふんわり焼くのって』
『ん?
魔法』
氷月はミントの葉を噛みながら言う。
『ふふっ。
童話みたいだね。魔法かぁ~~~。
私にもかけて?』
雫石が片目を開く。
『…………………えーと、
あっ、雫石!あれ見てみ!時計が変だ!』
『へっ?!』
雫石は慌てて視線を掛け時計に移す。
その隙に氷月は雫石の首筋にキスをした。
『ひゃっ!
もぉーーー!びっくりしたぁ…………』
『ん。
だから、魔法な(笑)』
雫石が笑う。
そして上体を起こし、
氷月の唇に唇をつけた。
クリームの甘い味が広がる。
『…………ん、んん』
『甘い………んっ』
どちらからともなく、
抱き寄せ合う。
ガラン!とガラス格子の音がして、
急いで離れた2人だった…………………………………………………