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壊してほしい
第3章 染めたいよ
涙目でそんなセリフを言われたら…………………
氷月は『えーと、3分だけ!』と声に出して自分に言い聞かせ、
雫石を立たせてカウンターに手を着かせた。
背後から指を差し込み動かした。
雫石がきゃんきゃん啼(な)く。
流しの水音に混じって。
透明の液体がばしゃっと飛び散ると、
雫石はガクンと脱力した。
『裏に行って休んでな?』
『う…………う、ん……………』
よろけながら立ち上がり、
雫石は奥の部屋に入っていった。
手を業務用せっけんで洗う。
ガラン♪♪
入り口のベルが鳴る。
次々来るランチの客のオーダーを取り、
1人働き尽くす氷月。
ランチの客が捌けたのは、
2時を過ぎていた。
『はー、やれやれ………………』
額の汗を拭う。
1人でギリギリ間に合うのだが、
忙しいのは良いことだ。
『雫石ぅーーー??
大丈夫かー?』
奥の部屋に向かって叫ぶ。
客はいない。
返事がないので、
奥の扉を開いた。
『しずくー?
……………………………あっ』
バスルームだけがある小部屋。
そこで、
雫石は口を開きスースー寝入っていた……………………………。
目の前には氷月の洗濯物がたたんである。
氷月は『ぶはっ!!』と噴き出して、
カウンターに戻った。
氷月は『えーと、3分だけ!』と声に出して自分に言い聞かせ、
雫石を立たせてカウンターに手を着かせた。
背後から指を差し込み動かした。
雫石がきゃんきゃん啼(な)く。
流しの水音に混じって。
透明の液体がばしゃっと飛び散ると、
雫石はガクンと脱力した。
『裏に行って休んでな?』
『う…………う、ん……………』
よろけながら立ち上がり、
雫石は奥の部屋に入っていった。
手を業務用せっけんで洗う。
ガラン♪♪
入り口のベルが鳴る。
次々来るランチの客のオーダーを取り、
1人働き尽くす氷月。
ランチの客が捌けたのは、
2時を過ぎていた。
『はー、やれやれ………………』
額の汗を拭う。
1人でギリギリ間に合うのだが、
忙しいのは良いことだ。
『雫石ぅーーー??
大丈夫かー?』
奥の部屋に向かって叫ぶ。
客はいない。
返事がないので、
奥の扉を開いた。
『しずくー?
……………………………あっ』
バスルームだけがある小部屋。
そこで、
雫石は口を開きスースー寝入っていた……………………………。
目の前には氷月の洗濯物がたたんである。
氷月は『ぶはっ!!』と噴き出して、
カウンターに戻った。