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壊してほしい
第4章 突然
男はパクパクと早食いだ。
(この時間は出勤途中のサラリーマンが多数だからなぁ)
早めのお届けを心がけている。
『お兄さん、ちょっと来て下さい』
男が突然に氷月を手招きした。
雫石は皿洗いをしている。
『何か入ってました?!』
冷や汗が出た。
異物混入などがあったら、業務停止だ。
『あなた、ここで1人で営んでるんだよね?
ええと…………柊氷月くん』
『は?』
異物混入とは違うらしいが…………
『カフェの経営責任者だよね?
ええとね、
あちらのお嬢さんはバイトさんだよね』
氷月は(まさか………)と思う。
『は………い、雇ってますが……』
『私、こういう者でして』
名刺を出す男。
【●●役場青少年育成課
村田宏】
背筋に汗が落ちる。
『あちらのお嬢さんは自宅から通ってるんじゃないんですかね?
いえね、変に疑ってるんじゃなくて未成年は守らなければならない規則があるものだからね』
(この時間は出勤途中のサラリーマンが多数だからなぁ)
早めのお届けを心がけている。
『お兄さん、ちょっと来て下さい』
男が突然に氷月を手招きした。
雫石は皿洗いをしている。
『何か入ってました?!』
冷や汗が出た。
異物混入などがあったら、業務停止だ。
『あなた、ここで1人で営んでるんだよね?
ええと…………柊氷月くん』
『は?』
異物混入とは違うらしいが…………
『カフェの経営責任者だよね?
ええとね、
あちらのお嬢さんはバイトさんだよね』
氷月は(まさか………)と思う。
『は………い、雇ってますが……』
『私、こういう者でして』
名刺を出す男。
【●●役場青少年育成課
村田宏】
背筋に汗が落ちる。
『あちらのお嬢さんは自宅から通ってるんじゃないんですかね?
いえね、変に疑ってるんじゃなくて未成年は守らなければならない規則があるものだからね』