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壊してほしい
第4章 突然
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『はあっ、はあ、はあっ』
氷月は目を開けて激しく腰を振った。



『あっあっあっあっあっ』
雫石はもう、
絶頂を感じっぱなしでぐったりしている。



『___ん………
はあ…………っ』
ぶるっと震え、

氷月は抜いて雫石の白い腹の上に出した。



傷だらけの肌に、

温かい液体が飛ぶ。




『はーーー………。

雫石、悪い…………
俺しつこいな(笑)』



白い液体を拭き取りながら、
氷月は自嘲した。



『ううん。

求められたら嬉しいもの』



雫石が起き上がる。


『シャワー貸してね?』



『うん、
昼間だけど湯張って入りなよ』



『氷月さんこそ、
調理服のまんま!!
着替えないと衛生的に悪いよ』


『分かってるよ。

我慢出来なかったから』

氷月は調理服を直し、

ズボンを履いた。




雫石を抱き締める。


鎖骨に思い切りキスをした。



『あ。
マーク付いた………』
雫石が顔を真っ赤にして呟く。



『俺が壊して、作っていいんでしょ?』

氷月も頬を染めて言う。



雫石はコクコク頷いた。


何度も。








(この時間が続けばいい。



いつまでも、いつまでも)





短い期間に築き上げた2人の気持ち。



心許ないくせに、


強い…………………………………………


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