この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
無意味なPKを持つJKの話
第11章 Someday
小川の存在で、めいっぱい満たされて。
自分のナカがきゅうきゅうと締め付けるのがわかる。
その動きがより大きく硬くなって、痺れるような快楽が体を駆け巡る。

どう思われていようと、好きな人に求められ、体を重ねている。
今までとは明らかに感じ方が変わってきたようで、すぐにでも果てそうだ。

「やば...」

明子のナカの動きに、小川も囚われそうになっている。

体を離し角度を変え、明子の体の両側に手を置いた小川がより大きく動き始める。


いつもなら、ユイの事を思いながら、きっと目をつむり動いている小川の顔が見たくなくて。
自分の気持ちを悟られてはと、こちらの顔も見られたくなくて。
目を瞑り、顔を背けたり、手で覆ったり。
なるべく見ないようにしてきた。

だけど、なんだか小川の顔が見たくなった。

ユイのことを思っていてもいい。

気持ちよさそうに時折、吐息を吐く。
それは紛れも無く、明子のナカで満たされているからで。
その顔が見てみたい。

そんな気持ちに、ふとなった。

激しい律動の中、小川の顔をゆっくりと見上げる。


案の定、目を固く、シワがいくようにつむっている。
だけど、それは苦しくてなんかじゃない。

すごく妖艶で、欲情を掻き立て動いている、そんな顔。

でも。
きっと、瞼の向こうには、ユイがいる。


明子は、小川の顔にそっと手を伸ばす。


目を開けることはあるのだろうか。

触れる前に手を引っ込めようと思っていたのに、律動が変わって、指が頬に触れた。

ぱちっと小川の目が開いて。

「...何?」

「なんでも、ないっ」

慌てて手を引っ込め、顔を背けようとするのに。
小川にその手を取られてしまう。

「何、考えてんの?」

「別に...」

繋がったまま体が起こされてゆく。

「なんか、余裕じゃん」

「...んな、ワケ、な...あっ」

体が動く度に、当たる角度が変わって、声が漏れそうになり必死で小川にしがみつく。

そのままゆっくりと移動し、小川が背中を下ろし、明子は起された。

「余裕なんだろ。動いて」

仰向けになって動くことを辞めた小川が、こちらを見ている。
いつにないその視線を感じながら、明子は腰を振り出す。

見ている。

それだけで、体が熱くて。

もっと見てほしい。感じて欲しい。

ユイじゃなくて、私を。

「は...。いいよ」
/116ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ