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無意味なPKを持つJKの話
第7章 小川の家
「シャワー浴びてくる。部屋行ってて」
そう言い残して、去ってゆく。
行っててと言われても、どこに行けばいいのやら。
明子の戸惑いを感じたのか、脱衣場らしき所から、小川の声がした。
「あー。2階の青いドアな」
玄関の横にある階段をぐるりと登って、暗がりの中、青いドアを見つける。
青いドアは部屋側に開いていて、覗かないと分からなかった。
古い木のドアに無理矢理ペンキで青くしたといったカンジのドアで。
もうその青い色もところどころ薄くなっている。
奥は濃いピンク色のドアだ。
お姉ちゃんがいると言っていたから、そのお姉ちゃんの部屋だろう。
その反対側は、ペンキの色がない。もともとの色合いだろう。
閉まっているのでわからないが、トイレだろうか。
はたまた部屋なのか。
「お邪魔しまーす」
一応ぽつりと呟いて、部屋に足を踏み入れる。
なんだか緊張してしまう。
おそらく畳の部屋なのだろう。
8帖ほどの広さに、毛の短いカーペットが敷き詰めてあって、腰高の窓の横にベッドが置かれている。
反対側には勉経机や棚が並んでいて。
本やマンガがいくつか並んでいる。
その横は古風な柄の古ぼけたふすまだ。
真ん中には、コタツテーブルだろうものが置かれていて。
その上にコーラのペットボトルが2つ置かれている。
1つは明子のだろう。
そのコーラを手に取りながら、テーブルの近くに腰を下ろす。
どこからか取ってきたのか、部屋に合わない座布団が1つだけ置いてあって、なんとなくその上に座った。
近くにあった扇風機のスイッチをつける。
雨降ってるからか、窓が少しだけ開いているだけで、部屋は蒸し暑い。
クーラーはどうやら置いてない。
同じくテレビもなさそうだ。
あまり物のない部屋だ。
“ユイ”の写真でも飾ってあるかと思ったが、写真立てらしきものは全く見当たらない。
マンガのある棚でも物色しようかと思ったが、明らかに明子の趣味とはかけ離れているようであまり気が進まない。
仕方なくコーラに口をつける。
コーラのがいいと言ってから、ずっとコーラを用意してくれている。
暇で、スマホを取り出してみるも。
電波はもちろん、ネット回線も弱いようだ。
ゆっくりと、開くページに軽くイラッとしながら待っていると、階段を上がる音がして小川が現れた。
そう言い残して、去ってゆく。
行っててと言われても、どこに行けばいいのやら。
明子の戸惑いを感じたのか、脱衣場らしき所から、小川の声がした。
「あー。2階の青いドアな」
玄関の横にある階段をぐるりと登って、暗がりの中、青いドアを見つける。
青いドアは部屋側に開いていて、覗かないと分からなかった。
古い木のドアに無理矢理ペンキで青くしたといったカンジのドアで。
もうその青い色もところどころ薄くなっている。
奥は濃いピンク色のドアだ。
お姉ちゃんがいると言っていたから、そのお姉ちゃんの部屋だろう。
その反対側は、ペンキの色がない。もともとの色合いだろう。
閉まっているのでわからないが、トイレだろうか。
はたまた部屋なのか。
「お邪魔しまーす」
一応ぽつりと呟いて、部屋に足を踏み入れる。
なんだか緊張してしまう。
おそらく畳の部屋なのだろう。
8帖ほどの広さに、毛の短いカーペットが敷き詰めてあって、腰高の窓の横にベッドが置かれている。
反対側には勉経机や棚が並んでいて。
本やマンガがいくつか並んでいる。
その横は古風な柄の古ぼけたふすまだ。
真ん中には、コタツテーブルだろうものが置かれていて。
その上にコーラのペットボトルが2つ置かれている。
1つは明子のだろう。
そのコーラを手に取りながら、テーブルの近くに腰を下ろす。
どこからか取ってきたのか、部屋に合わない座布団が1つだけ置いてあって、なんとなくその上に座った。
近くにあった扇風機のスイッチをつける。
雨降ってるからか、窓が少しだけ開いているだけで、部屋は蒸し暑い。
クーラーはどうやら置いてない。
同じくテレビもなさそうだ。
あまり物のない部屋だ。
“ユイ”の写真でも飾ってあるかと思ったが、写真立てらしきものは全く見当たらない。
マンガのある棚でも物色しようかと思ったが、明らかに明子の趣味とはかけ離れているようであまり気が進まない。
仕方なくコーラに口をつける。
コーラのがいいと言ってから、ずっとコーラを用意してくれている。
暇で、スマホを取り出してみるも。
電波はもちろん、ネット回線も弱いようだ。
ゆっくりと、開くページに軽くイラッとしながら待っていると、階段を上がる音がして小川が現れた。