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無意味なPKを持つJKの話
第8章 カラダとココロのキョリ
その至近距離が恥ずかしくて、慌てて上半身を起こした。

半分ほど起こした所で小川に肩を押されてまたベッドに沈む。 

「ひゃっ」

「諦めるの、早くね?」

何が起こったのかと驚いた明子を見て、小川も何をしたのか気づいた。

横から両肩を押すようにしていたので、体は半ば明子のうえに覆いかぶさり、いつかの日の再現のようだ。

その事に気づいたのは、明子だけでは無かった。


あの日の事は忘れていたのに。

あの日から考えないようにしていたのに。


同じように固まって、どちらからも動けなくて。

どのくらいそうしていたのか。

小川のあの日と同じ、何とも表現し難い目に吸い込まれて。

ゆっくりとその顔に手を伸ばす。


動かしながら、しまったと思った。

きっと小川は手を振り払い、踵を返して去ってゆく。

そんな気がした。

でも、その顔に手を伸ばさずにはいられなかった。


指先が小川の目のあたりに触れる。

触れた。

そう思った瞬間、その手が掴まれた。


振り払われる、そう覚悟を決めて目を瞑った明子の唇が、小川のそれに覆われた。

「んっ」

激しく押し付けられるそれに、一瞬何が起こったか理解出来なかった。

それが小川の唇なんだと気づいて、明子もその首に腕を回し自ら吸い付いた。

ぎごちないキスを導くように明子から舌を伸ばす。

少し体を強ばらせたが、導かれるまま荒々しく舌を絡めてくる。
小川が止める気配は微塵も感じられない。

互いに息をするのも忘れて、ベッドの上で舌を絡め体を引き寄せあった。

小川のゴツめだけど長い指が、シャツの下から肌に荒々しく触れる。

「っ、優しく...」

耳元でそう囁き手で導くと、小さく頷きその通りに動き出す。

それからも小川を明子はリードして。

互いの服を一緒になって脱がせあい、全身で相手の肌に触れ、服も脱げきらぬまま体が繋がる。


「...ん」
「...あっ」


繋がってからは、それまで以上に我を忘れて求めあった。

小川の動きがぎこちないなどと思っているヒマもなかった。

荒々しく動きまわる小川に、明子も導くように腰を振る。

狭いベッドの上で、グルグルと上下を入れ替え激しくその互いの動きに呼応した。




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