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無意味なPKを持つJKの話
第10章 呪縛
そうなのだ。
すぐ投げ出すセイもあるんだけど。
小川が覗き込むようにして、ノートに近付いて。
自然に距離が縮まって、ドキドキしていると、小川の指が髪に触れる。
「...伸びたな」
「あ、うん。そろそろ切りに行こっかなー、なんて」
梅雨の頃は襟足ギリギリのボブだったのが、秋に入って肩につくぐらいの長さになった。
髪が伸びるのが遅めとはいえ、もう切らないとボブとは呼べない。
ボブにした日のあの河原以来、小川は髪型について何か言ってくることはなかった。
ましてや、頭とかならともかく、髪を触ってくるなんて。
いつも髪よりもっと色んな所に触れられて弄られたっているのに、なんだかドキドキが止まらない。
指で毛先を持ち上げてはパラパラと落とされ、その毛先が首に当たって擽ったい。
「うん。切って」
きっと無言になると思っていたので、その返答に驚いた。
固まってノートを見たまま、小川がどんなイミで言っているのか推し測ってしまう。
相変わらず小川の指が髪を掬う。
時折、指先が首に当たって、ビクっとしてしまう。
「俺、短いのが好き...」
いつの間にか耳元に近付いていた唇が触れる。
ぞくぞくしたものが明子のカラダを駆け上がる。
「...っ」
半ば後ろに回った小川から、手が伸びてきて制服のセーターの裾から手が入ってくる。
緩やかに動き出す指先がブラウスの下に潜り込んで。
その指が冷たくて、カラダが強張る。
「手、止まってる」
「...っだって」
肌の上をゆっくり上へと滑ってゆく。
ガマンしなきゃと思っているのに、鼻から息が抜けてしまう。
「早く、終わらせて」
「そんな、こと言ったって、小川がっ」
指を広げて胸の膨らみの上で両手がゆるゆると踊る。
ブラの上からの刺激で、ゴツいパットの入ったそれがなんとも煩わしい。
「またこのアゲ底?」
くっくっくっと小さく耳元で笑っている。
明子のサイズのブラは、このぐらいのパットは標準装備なのだ。
「...んっ」
「何気持ちいい声出してんの。まだ解けてないじゃん」
動いていた指のチカラが弱まる。
「やだ。やめないで...」
「今の問題解けたら直接触ったげる」
耳元で繰り返すこのドSな人物は本当に小川だろうか?
すぐ投げ出すセイもあるんだけど。
小川が覗き込むようにして、ノートに近付いて。
自然に距離が縮まって、ドキドキしていると、小川の指が髪に触れる。
「...伸びたな」
「あ、うん。そろそろ切りに行こっかなー、なんて」
梅雨の頃は襟足ギリギリのボブだったのが、秋に入って肩につくぐらいの長さになった。
髪が伸びるのが遅めとはいえ、もう切らないとボブとは呼べない。
ボブにした日のあの河原以来、小川は髪型について何か言ってくることはなかった。
ましてや、頭とかならともかく、髪を触ってくるなんて。
いつも髪よりもっと色んな所に触れられて弄られたっているのに、なんだかドキドキが止まらない。
指で毛先を持ち上げてはパラパラと落とされ、その毛先が首に当たって擽ったい。
「うん。切って」
きっと無言になると思っていたので、その返答に驚いた。
固まってノートを見たまま、小川がどんなイミで言っているのか推し測ってしまう。
相変わらず小川の指が髪を掬う。
時折、指先が首に当たって、ビクっとしてしまう。
「俺、短いのが好き...」
いつの間にか耳元に近付いていた唇が触れる。
ぞくぞくしたものが明子のカラダを駆け上がる。
「...っ」
半ば後ろに回った小川から、手が伸びてきて制服のセーターの裾から手が入ってくる。
緩やかに動き出す指先がブラウスの下に潜り込んで。
その指が冷たくて、カラダが強張る。
「手、止まってる」
「...っだって」
肌の上をゆっくり上へと滑ってゆく。
ガマンしなきゃと思っているのに、鼻から息が抜けてしまう。
「早く、終わらせて」
「そんな、こと言ったって、小川がっ」
指を広げて胸の膨らみの上で両手がゆるゆると踊る。
ブラの上からの刺激で、ゴツいパットの入ったそれがなんとも煩わしい。
「またこのアゲ底?」
くっくっくっと小さく耳元で笑っている。
明子のサイズのブラは、このぐらいのパットは標準装備なのだ。
「...んっ」
「何気持ちいい声出してんの。まだ解けてないじゃん」
動いていた指のチカラが弱まる。
「やだ。やめないで...」
「今の問題解けたら直接触ったげる」
耳元で繰り返すこのドSな人物は本当に小川だろうか?