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無意味なPKを持つJKの話
第10章 呪縛
早く宿題を終らせて、それで触ってほしい。

必死の思いで問題に取り組んだが、教わりながらでも時間がかかってしまった。

「終わった!」

「お疲れ」

ぽんぽんと頭が叩かれる。

「さ、もう遅いから帰れ」

「うそっ!だって終ったら、って」

立ち上がろうとする小川にすがり付くようにして押し倒す。

「おわっ。...お前なぁー。明日も学校あんだぞ」

そう言う小川の上に馬乗りになって、制服のセーターを脱ぎ捨てる。

ついでに見た部屋の時計は、確かに10時を過ぎている。

小川が帰ってきた時間は覚えてないが、きっと9時近かったのだろう。

「ここから行く」

夏休み中、帰るのが億劫になって何度か小川の家には泊まった。
もちろんだれも家にいない時に。

「だって、このままじゃ帰れない」

ボタンに手こずりながらもなんとかブラウスを脱ぎ捨てる。

ブラが落ちそうになって覗いている胸を、自分で揉むようにして、小川を見つめる。

散々焦らされて、体は熱く疼いたままだ。

早く触って欲しい。

「は...、エロいな」

小川の手が伸びてきて、引っかかったようになっているブラを脱がされる。

と同時に胸に舌を伸ばしてきて、その頂きに音を立てて吸い付いた。

待ち待ったその暖かくねっとりと動き回る舌に、体が喜び震える。

「...んっ」

もっとして欲しくて、小川の頭に腕を回して引き寄せる。

歯で挟むようにして、先を引っ張りながら離れてゆく。

「でも、...家に連絡はしとけよ」

泊まることを了承したらしい。
終ってから家に帰るとなると日付を越えるからだろう。

「...分かった」

確かに、いつもならそろそろ“まだ帰らないのか”と電話がかかりそうだ。

テーブルの横にあるカバンに手を伸ばして、スマホを取りLINEを開く。

明子が一旦小川から下りてごそごそしている間に、小川は自分のセーターやシャツを脱いでいる。

勉強に手間取って遅くなったから、いつもの友だちの家に泊らせてもらう。
明日の学校は、このまま行くから。

よし、これでいいかな。

流石に平日に泊まったことはないし。
母親が納得するとも思えないけど。
誰の家とかは言ってないから、このまま電源を落としてしまえばー。
体を捻ってまたカバンにスマホを戻す。

その背中に、小川の唇が当たる。
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